ガテン系アルバイト、新聞奨学生で新聞配達が人気とか
新聞配達と言えば、私の田舎では子供が配達していたものだ。子供以外に配達する者がいないからか、子供だから安く使える為なのかしれない。私も配達を希望したものであるが、すでに私の地区は1級下の子が配達をしており、私が入り込むすきが無い。ほかの地区で希望し、配達地域を同行したが、とても覚えきれないので断念したことがある。その後大学に入り、地方新聞で印刷発送のアルバイトをしている時、新聞配達の為に、新聞奨学生という制度があることを知った。これは新聞配達員の確保の為に、住み込みで住まわせ、色々と補助をするものらしい。どのような補助をするのか詳しいことは分からないが、大手の新聞社が募集していたものである。
学生にとっても、住み込みで家の確保が出来るし、授業に差支えない範囲での労働であるので、大助かりで如何にも苦学生のアルバイトという言葉にピッタリであった。
新聞配達で一番大事なことは、時間内配達であろう。朝出勤前に新聞には目を通したいと思う。その為には遅くとも6時には目を通したいものである。
私の自宅には4時にはすでに配達されているが、配達所を出るのが、3時半ごろだとして全部の配達を終えるのは6時30分として、僅か3時間ほどの仕事である。
とても高収入を期待出来そうではない。配達員の中には収入確保の為に地域を譲らなくて、時間配達が出来なくて問題になったという事を聞いた。昔から新聞はインテリが作って、やくざが売るという言葉があるように、新聞を支える底辺の問題や、新聞奨学生が人気の陰には、教育費の負担の問題があるようだ。